五年に一度の『十番渡御』!
全国的にはあまりよく知られていないかもしれませんが、茨城県にも歴史的な価値のある見どころがたくさんあります。
少し前になりますが、茨城県潮来市で800年あまり前から続いているとされる伝統のお祭り、『潮来祇園祭禮』(いたこぎおんさいれい)が開催されました。 今年は五年に一度、おみこしを船に乗せて分社まで運ぶ『十番渡御』(じゅうばんとぎょ)と呼ばれる行事が行われました。 この祭禮は潮来市内の素鵞熊野神社(そがくまのじんじゃ)の伝統のお祭りです。 五年に一度の目玉である、十番渡御は初日に行われました。 まず初めに氏子たちがおみこしを神社から運び出して船着場から船にのせます。 この後、神職や氏子たちも分かれて船に乗り、のぼりをはためかせながら船団でゆっくりと川を下ります。 およそ5キロほど下流に到着すると、お神輿が船からおろされて、分社の境内に運ばれます。 その後大勢の人たちが見守る中で五穀豊穣などを願う獅子舞が奉納されるという流れです。 今年の十番渡御は大変暑い中で行われましたが、参加した子供たちは獅子舞と触れ合うなどして楽しい思い出になったようです。 この後数日続いた祇園祭禮は、勇壮な山車の引き回しなどが行われたようです。
次回はまた五年後ですね!まだ生で見たことがないので、次回のチャンスは逃さないようにしたいと思っています。